プリンのとりこ

   
 History

プリンの名称について・・・ 


正式にはプディング。

もともとはイギリスの船乗りが
考えた料理でした。
16世紀後半、英西戦争においてイギリスがスペインの無敵艦隊を破り、海の覇者となる。

当時、航海中の最大の問題は食糧。
船上では手持ちの食糧を有効に活用しなければならず、肉の小片やパン屑も簡単に捨てるわけにいかない。

そこで、それらをどう料理するかが問題となる。

あるとき、余った食材を全部合わせて卵液と一緒に蒸し焼きにしたところ、茶碗蒸しのようなものが出来上がった。
これが「プディング」の始まりになります。

本来、プディングというのは、パンや肉、果物など様々な材料を混ぜ、蒸し焼きにした料理で、
イギリスの船乗りの知恵から生まれたものなのです。

これがその後、陸上でも作られるようになり、
初めは脂身の残りやフルーツ、ナッツ、パン屑などを寄せ集めたものからはじまり、
次にパンや米のみを入れたものが作られるようになる。

その後に具を入れない卵液だけを固めたものが作られるようになり、
これが日本でも馴染み深いカスタードプディングになっていくことになります。

プリンの伝来・・・  


プリンが日本に伝わってきたのは

江戸時代後期〜明治初期頃。
プリンが日本に伝わったのは江戸時代後期〜明治の初期。

文献上、初めて確認されるのは『西洋料理通』(1872年)で、
当時、プディングは日本人の耳には「ポッディング」「プッジング」等と様々に聞こえていましたが、
やがて「プリン」と呼ばれるようになっていきます。

1900年代初めに洋食の料理本にプリンの作り方が掲載されていましたが、
一般家庭に普及するのは1964年にハウスの「プリンミクス」が発売されてからとなります。
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